札幌で子育て中の姉妹ママゆりです(@stylesapporo)。
今日はなかなか書けないでいた産後クライシスのことについて書いていきたいと思います。
産後クライシスとは何か
そもそも産後クライシスとはいったい何なのか。
産後クライシスはNHKの情報番組が作った造語で、クライシス(crysis)は、危機・局面・崩壊を意味します。
つまり産後クライシスとは
「産後2年以内に夫婦間の愛情が著しく冷めてしまう現象」のこと。
厚生労働省が5年に一度行っている「母子家庭になった時期」の調査結果によると、離婚したときの子どもの年齢は0歳から2歳(死別・未婚の母除く)が最も多いという結果がでており、産後クライシスになると離婚に発展しやすくなるということも言えると思います。
産後クライシスの具体的な状態と原因
では、産後クライシスになると具体的にどんな状態になるのか。
個人差が多くありますが、感情の起伏がこれまでと比べて激しくなる、脱力感を感じる、夫に対するイライラや嫌悪感を感じるということが多いようです。
原因もこれまた個人差が大きいですが、一般的には
- 産後の体調不良
- ホルモンバランスの変化
- 夫の育児への理解・協力が得られない
- もしくはママが望んでいるような協力が得られない
などがあげられると思います。
我が家が産後クライシスになった時の状態
我が家が産後クライシスに陥った時の具体的な状況です。
産後クライシスが一番ひどかった時期
私は長女の時、住んでいた札幌ではなく実家のある旭川市で長女を産む里帰り出産をしていました。
なので妊娠9カ月くらいから産後1カ月くらいまで夫とは基本的に離れた生活でした。
産後の入院中も仕事が忙しくお見舞いにはきてくれなかったので夫は妊娠中の一番身体の重い時の私と産後の一番体調がよくなかった時の私をほとんど知りませんでした。
産後クライシスを招いた原因のひとつ|両親学級に参加しなかった
さらに私たち夫婦は産前両親学級に参加していませんでした。
これは、里帰り出産だったため、札幌で通っていた産院の両親学級も旭川の産院の両親学級も夫の仕事との日程が合わなかったので仕方ないといえば仕方なかったのですが。。
両親学級に参加しなかったのもあり、夫は産後の赤ちゃんがいる生活というのがどんなものなのか具体的に想像ができず、また産後の女性の身体の状態も全く分かっていませんでした。
後から聞くと産後の私は赤ちゃんが産まれて身体が軽くなって妊娠前の元気なころの私に戻っていると思っていたようです。
今なら
そんなわけあるかー!!
と激しくつっこみますが、当時はそんな元気もありませんでしたね。。。
産後クライシスを招いた原因のひとつ|頼れる人がいなかった
さらに私たちは当時、札幌に頼れる人が誰もいませんでした。
お互いの実家は車で2時間~3時間くらいかかるところということと、長女を産んだのは10月の末なので産後は冬の北海道、気軽に助けを求めることができませんでした。
産後クライシス状態の時の私の夫への思い
長女を産んだあと、産後一カ月で札幌に戻り、一人で初めての育児を始めた私。
長女は比較的寝てくれる子でしたが、完全母乳だったので日中も夜も2~3時間おきの授乳は当たり前。
当然のことながら札幌に戻ってきて一カ月もたたずに息切れしてしまい、毎日毎日寝不足でぐったりする日々でした。
でも、夫はそんな状態の私に全く気が付かず。。
普通に産前(とういうか妊娠前)と同じように家事をしてくれること、身の回りの世話をしてくれること、休みの日は家事育児を手伝うよりも自分も疲れているので休ませてくれることを望んでいました。
そんな夫に私がどう思ったかというと、、
いい加減にしろー!!
まぁ当然こうなります。
当然喧嘩も増えて休みの日は毎回喧嘩。
さらにいくら伝えても大変さをわかってくれない夫に私の気持ちは急激に冷めていき、まさに『産後クライシス』の状態に陥っていきました。
産後クライシスの状態が続いた期間
我が家の産後クライシス状態は長女が卒乳した2歳まで、つまり2年間は続きその間何度か離婚の危機にも直面しましたが、、幸いなんとか離婚せずに済んできました。
その後次女を妊娠中も私の妊娠による情緒不安定な状態と夫の仕事の忙しさから何度か大きな喧嘩をしていますし、次女の出産後も大きな喧嘩は数回あり二度目の産後クライシス状態になりかけた時もありました。
そして私も夫も、今でも時々お互いのことが嫌にもなっていますが、次女の産後である今はお互い二回目ということと、悪いのはお互い様という思いもありなんとかやれています。
なぜ産後クライシス状態に陥ったのか
あくまで我が家の場合ですが一番の原因は2人で産後の生活、つまり
赤ちゃんがいる生活についてきちんと勉強しなかったこと!
これに尽きると思います。
男の人には多いのかもしれませんが、夫は身近な家族などから助言やアドバイスを受けてもあまりしっかり聞くタイプではありません。
また出産についてもほんとによくわかっておらず、産後に出産で赤ちゃんもママも命を落とすことがあるという話をしたら本気でびっくりしていました。
なので夫と二人で産院や地域でやってる両親学級にきちんと参加して具体的に赤ちゃんがいる生活をイメージしてもらって、出産についてもしっかりと知ってもらうべきでした。
*赤ちゃんが産まれたら変わるタイプの男の人もいますがそういうタイプはおそらく少なく、多くの男の人は産後の赤ちゃんがいる生活についてあまりよくわかっていないのではないかなと思います。
産後クライシスの乗り越え方|夫の性格と自分の性格を知る
夫は本当に人の状態や気持ちに気が付けないタイプで察することはもちろんできないし遠回しに言っても100%気が付きません。
また、同時に二つのことがほぼできない人なので一度にあれもこれもお願いすると「できない!!」と逆ギレされていました。
つまり我が家の場合は
- 産前に夫婦二人で産後の生活や育児についてしっかり話し合わなかったこと
- 夫の性格をきちんと把握していなかったこと
- 赤ちゃんが産まれたら変わってくれると思い込んでしまったこと
- 私が一人で我慢して溜め込んでしまうタイプだったこと
細かいことをあげると他にも色々ありますがこの4つが主な原因が主な原因だったと思っています。
[the_ad id="5226"]
産後クライシスの乗り越え方|どうやって産後クライシスから抜け出したのか
まぁぶっちゃけ今も時々『あ~!!もうこの人とはやってられないわ!!』と思うときありますけどね笑
時間がたてば笑い話にできるレベルくらいにはなりました^^
長女の時の産後クライシス状態から抜け出せたの一番の原因は長女が卒乳してくれて今まで私じゃなきゃダメだったことが夫でも大丈夫になったことだと思います。
卒乳してくれたことにより私の負担が減り夫にできることが増え、それが私の気持ちの余裕と夫の育児への自信を生んでくれたのだと思います。
次女の産後の今は長女の時より早く産後クライシス状態から抜け出せました。
それは
- お互いがお互いの性格に慣れてきて理解し始めたこと
- 夫が家事も少しだけど手伝ってくれるようになったこと
- 私自身も気持ちを溜めすぎたり自分を卑下することが減った
からだと思います。
これはあくまで我が家の場合なのですが、たいてい喧嘩になるときは私から怒り出すので私自身の気持ちが落ち着いていることも、とても重要で。。
私自身、自分を卑下したり責めることが昔と比べてすごく減ったので以前より生きやすくなりました。
産後クライシスの乗り越え方|今気を付けていることと今後の目標
今現在私が気を付けていることは
- 夫に期待しすぎないで夫の良いところをみること
- 何事も人と比べないこと
- 無理しないで自分たちの生活を大事にすること
私自身けっこう夫にきつい言い方をしてしまうのでもう少し優しくしてくれる奥さんがいいと思っていることでしょう(笑)
夫は気が利くタイプではないけれど、優しい人なのでそんな私をなんだかんだと許してくれます。
なので今年は私ももう少し夫に優しい言い方をできるようになりたいなと思っています。
産後クライシスの乗り越え方|まとめ
以上が私が体験してきた我が家の産後クライシスの時の状態とそこから抜け出せた理由です。
こうしてみるとやはり夫婦が話し合って、お互いに相手を知ることが産後クライシスにならない、もしなっても乗り越えるための第一歩だと思います。
我が家もその辺はまだまだ未熟で今年はもう少し夫婦の会話を増やしてお互いのことをより理解していけたらいいなと思っています。
この記事が産後クライシスに悩むご夫婦やママやパパに少しでもやくに役にたちますように。
今日も最後まで読んでいただき本当にありがとうございました!